★空自に宇宙専門部隊開設へ
  宇宙に広がる守人の目

大和タケル

発表された防衛大綱の中に注目すべき記述として
宇宙領域専門部隊の創設が盛り込まれました
 
今回はこの宇宙部隊に関して 部隊開設のための
目的と現状 将来像まで見てみたいと思います
 
 宇宙専門部隊の目的
空自,宇宙専門部隊,スペースガード,宇宙空間,SSA,JAXA,宇宙,天文,ロケット,衛星,科学,
世界各国では、宇宙空間を積極的に活用しており、
画像収集衛星、通信衛星などの能力向上に努めている。
 
我国にとっても各種事態の兆候を事前察知のための
情報収集や周辺海空域の警戒監視や自衛隊活動域など
における通信手段確保の上で、いかなる国家の領域にも
属さず、地形などの制約を受けない宇宙空間の利用は
極めて重要である。
 
宇宙活動法や衛星リモートセンシング法などを
平成29年より施行した/防衛大綱より抜粋 
 
 硬い表現ですがこのような見地に立って法整備や
部隊設置の取り組みがなされてきました
 
キーワードはSSA
 空自,宇宙専門部隊,スペースガード,宇宙空間,SSA,JAXA,宇宙,天文,ロケット,衛星,科学,
そんな中で 空自内に宇宙部隊が設立されるわけですが
もちろんキラー衛星など持つわけではなく 当面は
SSA/Space Situational Awareness/宇宙状況監視体制を
2022年度までに確立することを目指しています
 
このSSAという聞き慣れない言葉ですけど 意味としては
"宇宙空間の状況を認識する" といった感じでしょうか
ちなみに軍事だけの用語でなく天文でも使われています
 
結局は宇宙の監視業務ということになりますが 
これまで自衛隊の仕事にはあまり関係なかったので
これから様々な施設や装備を持つことになります
 
ですが M5以上で飛ぶ極超音速飛翔体の研究もそうですが
宇宙観測に関しても あらゆる波長域や素粒子観測に
到るまで 日本は世界トップLvの技術と装備を持っています
 
そこでJAXA等との協力体制の強化がより図られていく
ことになっています
これは軍事だけでなく 今後ますます多くなる民間企業に
より多数打ち上げられるであろう商業衛星にとっても 
大きな脅威である 宇宙ゴミ/スペースデブリ対策にも
貢献することでしょう
 
 SSAの現状
空自,宇宙専門部隊,スペースガード,宇宙空間,SSA,JAXA,宇宙,天文,ロケット,衛星,科学,
空自の要員などは既にいくつかの関連する
演習に参加しています
 
シュリーバー演習
米空軍宇宙コマンド主催多国間机上演習
アラバマ州マックスウェル空軍基地
 
グローバル・センチネル2018
宇宙状況監視(SSA)の多国間演習
バージニア州サフォーク
 
空自,宇宙専門部隊,スペースガード,宇宙空間,SSA,JAXA,宇宙,天文,ロケット,衛星,科学,
 またJAXAでは複数の施設がもう稼動していて 
例えば美星天文台脇にスペースガードセンター
を設置して活動を行っています
 
次に予定されている将来装備について少し見て行きます
 
将来像
空自,宇宙専門部隊,スペースガード,宇宙空間,SSA,JAXA,宇宙,天文,ロケット,衛星,科学,
宇宙監視レーダーを山陽小野田市の山陽受信所跡地に
建設し、航自が2023年度からの運用開始を予定。
 
ここは元は海自がP-3Cとの通信用に設けた施設
でしたが役目を終え 更地にされていましたが
 新たに 宇宙監視用のDSレーダーが設置されます






これは複数のパラボラアンテナを目標に向けて
得られたデータをまとめるシステムのようです 
詳細は不明ですが ひょっとすると天体観測のVLAの
ようにアンテナが移動するタイプかもしれません
これは小さなパラボラでも移動させてデータ合成すれば
巨大なパラボラに匹敵する精度を持つシステムです
更に複数アンテナでいくつもの目標も追尾できます
 
Xバンド防衛通信衛星 きらめき3を打ち上げ
全3機体制の早期実現を目指していきます
 
JAXA側の体制 
空自,宇宙専門部隊,スペースガード,宇宙空間,SSA,JAXA,宇宙,天文,ロケット,衛星,科学,
現在よりも更に強化が予定されていて低高度周回軌道
(高度1,000km以下)を監視できるレーダーと
静止軌道(高度約3万6,000km)を監視できる光学望遠鏡
などが設置されます
 
予定されている監視用光学望遠鏡も18等級と強力です
(ハッブルSTがほぼ20等級対応)
 
各国施設とのリンク
 空自,宇宙専門部隊,スペースガード,宇宙空間,SSA,JAXA,宇宙,天文,ロケット,衛星,科学,
米国のSSPARや仏GRAVES 独豪などの各地の
アンテナに加えてGSSAPなどの衛星なども
網羅した世界的規模の監視体制の構築
 
統括センターの設置
防衛省と文科省/JAXA そして世界の各組織を結び 
共有するセンターも開設されるでしょう
 
これらが全て運用されるようになれば 日本の守人の目は
大気圏外まで広がり不測の事態に備えることができるでしょう
 
 


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